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2005年08月11日

自然を歩こう!

自然の中を歩くことで
自然の中にある空気、風、匂いなどを直接感じることにより、驚くような新しい発見をすることがある。そこに息付く木々や草花、鳥や動物、昆虫やミミズたちは、私たちには想像も出来ない秩序のある社会を築き上げている。
自然を歩こう! 自然を歩くことは、ただ気持ち良いからではなく。健康のためにでもなく。趣味のためにでも無く。もう一歩、その中に生きる生き物として視野を広げたいものです。
 自分を自然の中に居る何万の生物の中のひとつと考えて見ましょう。
 私たちは、この中に居る生き物たちに、空気に、風に、匂いに、すばらしい感動と、爽快感を。そして時には空腹や、のどが渇いたときも恵みを与えてもらっています。
 でも私たちは、何を自然に与えているのですか?
 そう考えたとき、私たちが自然に対し出来ることは、感謝と敬意を示すことだけだと、私は思うのです。
 これが自然に対し、最大のマナーではないでしょうか。

自然を歩こう! 大台ケ原で歩いていると、倒木の間の苔の隙間から新しく育まれる若芽を美しいと感じるのは皆様も同じことだと思うのです。どうして美しいと感じるのでしょうか?それは生きていると感じるからです。生きることは、同時に他をはぐくむためのエネルギーを与えられているから生きているのです。
 私達も同様、他の生き物の「生(せい)」つまり「命(いのち)」を食らうことで生きています。でもこの「命を食らう」ことで人が生きると言う事に対し美しいと感じないのはなぜでしょうか?中には醜い罪悪だと言う方もいらっしゃいます。それは、人間に、人間以外の生物に対する「エゴ」があるからですよね。

 素直に、自然に対し、感謝し、敬意を払えば私達の生きることも美しく感じられるようになると思います。
この自然の中に生きとし生けるもの全ての命は “天秤の上ではみな同じ重さ” ですよね。自然の中の霊長たる人類が自然を「いたわる」と思うこと事態が自然に対する冒涜でもあります。なぜならば「いたわる」あるいは「優しさ」と言う言葉は、良い言葉であるのですが掘り下げれば、親が子を「いたわる」、弱いものに「優しさ」を与える・・のように、優位に立てるものの言葉であるからです。私たちは、知能があるという「おごり」と、何でもできるという「勘違い」から、自然に対し優位に立とうとしています。だから平気で自然をいたわろう!自然に優しくしよう!という言葉を発することができるのです。
 自然は決して私達より弱いものではありません。これら一見美しい言葉(「いたわる」あるいは「優しさ」と言う言葉)に惑わされること無く素直に自然に対して向き合ったとき、私は初めて自分の無力を知りました。その想いが、上の文章です。

自然を歩こう! 大台ケ原では、今トウヒの保護のために環境省による政策が進めれています。トウヒだけを保護せんばかりに、むごい政策を正義の名目によって当然のごとく、自然破壊ともいえる政策ににより、われわれの貴重な財産を、尊い汗によって稼がれた税金を用いて破壊して行っているのです。
 トウヒだけの命が大切なのではありませんよね。全ての生き物の命が同等に扱われなければ本当の自然保護とはいえません。笹がはびこるのは、今そこに必要で最適な自然環境であるから植生が進むのです。それにより失われる植生があったとしてもそれを保護するという考えは、人間のエゴではないでしょうか?各地で高山植物の植生が笹によって危ぶまれている報告も聞きます。しかしこれだけ地球の温暖化が進めば笹にとって好適地になると同時に、高山植物にとって不適な場所であることは良く考えればわかることです。
 自然の中で生きる生き物は互いに与え合って生きています。それが自然の秩序ですよね。与えること=命をささげること・・これが自然界の秩序です。私達は、いまや自然に何も与えることのできない立場になってしまっています。だから私達が自然に対してできる「良いこと」はただひとつ。感謝して敬意を払い見守ることだけなのですよね。そしてこれらのことを踏まえるならば大台ケ原への登山用「ハイウエイと駐車場の撤廃論」はまさしく正当なのです。私たちの生活に伴う、観光、娯楽、利便・・もろもろが自然の、環境に対する順応のシフトを「阻害」していることに気づかなくてはなりません。同時にこのシフトの「阻害」が種の絶滅を招いていることにも気づかなくてはなりません。1固体の保護ではなく、阻害の排除こそがグローバルな種の保存につながることに気づかなくてはなりません。なぜならば、一つ一つの種は、何万という「生」の恵みで生きているからです。皆さんが一人で生きていけないように、大自然の生き物の獣であっても、鳥であっても、あるいは虫であっても、地中のバクテリアであっても、またまた一輪の花であっても、苔であっても、1つの固体だけでは生きてゆけないのです。
 私たちがすべきことは見えてきていただいたでしょうか?何度も言いますが私たちは自然に対し何も与えることはできないのです。私たちができることはただひとつ。「感謝」です。自然に対し、敬意をもって感謝する気持ちを強く持つことによって生まれる行動はいったいなんでしょう。それは、私たちが自然に対して犯した過ちを謝罪しできる限り自然のままに戻すことですよね。そしてこの行動を始めることによって、やっと私たちの「生」が美しくなるのではないでしょうか。

 以上の文章を、正しく読み取っていただける方はまだまだ少ないかもしれません。
でも、少しでもこの「感謝」の気持ちを広め伝えることが私達の使命なのだと思います。私にとって、自然に与えることのできるのはたったこれだけなのですが、私のホームページのスローガン「人類全てが自然を愛する人たちに・・・」の願いは、たったこれだけがいつかは大きなパワーとなることを願ってやまないからです。


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